稽古場日記
of
「ホッチキスの宴」


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4月13日(金)

 8日には当初の予定通り、舞台の建て込みをほぼ終えることができた。9日より東北大学は講義が始まり、練習は夕方から夜中までに。家に帰るとすぐ仮死状態になっていたため、稽古場日記が更新できず。
 衣装、小道具の類もほぼ揃い万々歳。ギネスも泣かずにすむというもの。

4月3日(火)

 鎌田、石原、桜井、本儀らが衣装、小道具の類を揃えに行くも、目当てのものがなく、あえなく解散。本儀は有園から貢ぎ物を要求され、かしわもちを購入。3月27日に見つけたと思っていた和菓子店は、本儀が気にしていなかっただけで、前からあったらしい。ちなみに2月12日に何人か行った甘味処「雪渡り」はなくなってしまった。
 第一ホールの音響・照明席の奥には過去の公演の大量の遺物が眠っているのだが、今日はこれを掘り起こして、使えるものを探す。寒いから、と言って鎌田が収穫物の和服を着込む。手品師の如きダブルのジャケット、チャイナドレス、セーラー服など、様々な衣類が出土。機動隊風ヘルメット、杖など、身につけるものは豊富に。
 稽古後、というフレーズは久しぶりか、クッキーをつまみつつビデオを見る。
 明日は新入生のための生協オリエンテーション、そして明後日は入学式。この二日間は稽古は休みに。次は6日の金曜日。


4月2日(月)

 四月ばか、四月の魚、気付かぬうちに終わる。
 今日から練習は夕方開始に。入学式なども近づき、準備の手伝いや新歓部隊は忙しい。予定では一週間後には舞台装置が組みあがり、小道具等もそろうはず。使ったことのない消えものなどもまだあり、石原から「使ってみたいなー」との要請なりおねだりなりを受ける。
 有園は本当に制作業務を頑張っており、おかげで一つ一つ懸念事項が解消されていく。中井均、斎藤智が現れ、衣装の長谷川も顔を出し、照明の藤原雄介以外は公演メンバーが全員そろう。その彼も練習終了後に顔を出し、真夜中すぎの食事をとりに。ハードな一日、丸太のように眠りたい。

3月29日(木)
 まだ続いています、このページは。
 公演本番も近づき、そろそろみんなペースアップか。細かく切った練習では演出もかなり細かく見てきている。役者も集中力を高めて、練習の効率を上げていかなくてはならないところ。
 昨日の水曜日には稽古場に衣装の長谷川さんがいらしていた。演出の鎌田が連絡を取りたがっています。長谷川さん、ご一報ください。
 有園がものすごく頑張って制作の仕事をしている。寸暇を惜しんで電話をかけ、外回りに出かける姿は、鬼気迫る仕事ぶりである。そして頑張りすぎて、最近よく疲れた顔をしている。フルボリュウムで「休めよ」と言いたい。明日言おう。




3月27日(火)

 仮組みのセットで稽古。やはり役者はだいぶん勝手が違う様子。道具によって隠れるべきところでは実際に役者の姿が見えなくなるようになり、見る側には効果が加わって面白い。
 音響の中井均さん、照明の斎藤智さんがいらっしゃる。お二人からの差し入れをありがたくいただく。本儀が午後からの参加で、一番町に和菓子屋さんを見つけたといって、お菓子を買ってくる。有園は最近あんこにご執心。
 水曜日は石原の引っ越しの日なのに、連日の装置の作業でさっぱり荷造りが進んでいないとのこと。天海と本儀がはるばる手伝いに行く。



3月26日(月)
 忽然と大道具が姿を現す。斉藤琴美の魔法、ではなく、こつこつと働いた成果。作業したのは土、日。石原と鎌田を中心に、本儀、天海、中川、有園、桜井らが働いた。大道具チーフの竹内が不在。
 24,25日の作業は深夜に及び、泊まり込む者も。稽古場即劇場の、第一ホール公演ならでは。しかし完全には作業が終わらず、結局今日も一日作業になってしまった。これは仮組みで、一度ばらして微調整の後、組み直すことに。



3月23日(金)
   22日から稽古が再開。メンバーが風邪で倒れていたための休止ではもちろんなく、3月公演「ロンバルドーニの痩せるパスタ」でホールを使用していたためです。滞りなく千秋楽を迎えることができました。協力してくださった皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。次は当新歓公演「ホッチキスの宴」をよろしくお願いいたします。

 稽古場日記はThe Next Generationへ。でもこちらの方もじわじわと続けようと思う今日この頃。何となくチェックしてくださる方もいらっしゃるかもしれず。いいかげん重くなっている。表示に時間がかかる。というわけで、日付の逆順に並べ替え。 抜本的な対策にはなっていない。
 休止期間中に帰省していたメンバーからの大量のおみやげは22日に消費され、本儀は端境期を狙って今日、温泉まんじゅうを持ってきた。久々に外周を走る。タイムを計るとムキになる輩がいるため、アップのためのランニングの時はタイムをとらず。 主に中川秋志と鎌田澄人か。
 稽古場の光量を上げようと、やたらにクリップライトを吊り込んだので、ずいぶん明るくなった。嬉しい限り。
 大道具の大雑把な仕込み日程をたてる。講義が始まることもあり、忙しくなりそう。


3月13日(火)
 石原聖が風邪でダウン。練習は休み本儀も風邪でダウンだし、風邪は蔓延か?流行か?もうかくなる上は風邪を拾わぬよう 表に出ない方がいいかもしれぬ。水分の補給と湿度の確保、ビタミンCを含むものを沢山食べ、ひたすら寝るべし。ツボを押したり、マッサージも良いかも知れない。外部練習用に本儀が用意したアクティブスピーカーは眠りっぱなしで。活動的な話者。
3月12日(月)
 本日稽古はなし。稽古をしようと思っていた施設が閉まっていた。提案だけして確認しなかった石原をつるし上げることに、というかその確認は舞台監督の役目のような気配も濃厚、やぶ蛇なのでつつかないことにする。 本儀はアクティブスピーカーを友人に借りに行って遅刻、なぜかクッキーなどいただいて、天海に電話してみるとこのていたらく である。若干用語が不適切か。さんありがとう。 その後天海と竹内はカラオケ行ったりしたようだ。桜井有園は家庭の事情で欠席。 斉藤は風邪をひき欠席。休養日として稽古を休みにしても正解だったかもしれない、などとやけになってみる。

 とにかく明日は川内部室に11時。



3月9日(金)
 珍しく本儀が遅刻。昨日あたりから鎌田をよくしており、体調不良の様子。本儀も水曜は腹痛があったし、 桜井といい竹内といい、体調を崩すものが目立って増えている。疲労の蓄積だろうか。休養も練習のうち?

 さくさくと肉練を終えて早めに昼休み。午後一番の野田体操は定着か。有園は栄養の偏りを心配して、しばらく前からよく生協の食堂で昼食をとる。中川は常日頃からアルバイト先で無料の食料を調達してきて、周囲のものはよく相伴に預かる。野田体操は皆、着実に 上達しており、集団として、ある種のテンポが生まれつつある。いい兆候。

 しばし動きなどあわせたあと、通し。そうか、通すのか、と思えば役者の気分も変わってくる。緊張、構え、集中、力みやそれらへの反動、補正。ともあれやはり何より楽しむことこそ。ありもので小道具が用意され、できる限り音と明かりがつく。タイムキーパーが付き、役者が板に付き、客電が落とされる。

 通しの後は助演出演出からダメ出し。助演はまだ若干慣れない感じか。ダメ出しにもダメは出る。のりのわるかった場面を数度やって、今日は上がり。疲れもたまってくる頃なのかもしれないが、溝を越えてのもう一歩の前進もほしいところ。ブラッシュ アップしつつも。

 広告をいただきに行く先の分担をする。今までより多くの店舗、企業等にお声をかけさせていただくことに。その節はどうかよろしくお願いいたします。と声をかけた先が空集合だと悲しいですが。

 今日から3月公演「ロンバルドーニの痩せるパスタ」 の仕込み。「ホッチキスの宴」 の方の月曜の練習は気分一新をかねて外部で。1時半から。明日は合格発表にあわせて新歓隊が動く。





3月8日(木)
 ほぼ全員が遅刻。とんでもないこと。孤高の例外となった天海慶二は立派である。30分遅れで本儀がたこ焼きを買ってくる。いいかげん汚れていた稽古場の 掃除をしていたようだ。このたこ焼きを買ったお店、「銀だこ」はよく店の前に行列ができている。店員さんが「美味しく召し上がれますように」と言ってくれるのが面白い。

  さらに遅れて鎌田澄人が自宅のビデオデッキを持ち込む。3倍速で録画したものをさらに3倍速でダビングした、という ビデオが石原聖により提供される。手間がかかるし画質が落ちるが、テープの節約のためには有効かもしれない。

 本儀が以前撮っていた写真が焼き上がったので稽古場にもってくる。桜井藍は自分の写真を抹消する癖があり、最初に彼女に見せると検閲されてしまう。闇に葬り去られた写真は数知れず。しかし桜井は今日は腹痛を起こしており、そんな元気はなかった。自分の胃のフレキシビリティをもっと把握すべきなのか。

  久々にエチュードをする。斉藤琴美は偏った方面の想像力が豊かなようで、エチュード内では天使を呼ぶ女の子をやる。鼻が3つ、口が二つ、手が4本ある天使だそうで、共演者の石原や中川からは「なんか別なバケモンなんじゃないの?」と疑われる。別な組、鎌田は メタであった。
 女性組と男性組に編成し直してもう一度やったのだが、男性組の方はそれはもう言語道断空前絶後であり、恐ろしくてとてもここには書けない。ああ、こわやこわや。



3月6日(火)
 竹内傳は風邪をひき、昨日から肉練時は見学。通常のストレッチの後、肩、腰など、体を部分的に動かす 練習をした。チケットと新しい台本を、昨日中川秋志鎌田澄人の分と間違えて持って帰ったようで、叱られていた。
 あろうことか本儀舞監ノートをしばらく紛失しており、今日やっと稽古場で発見。昨日のミキサーとアンプの 電源の件といい、どうにも注意力散漫というか忘れっぽいというか、間が抜けている。そういえば本儀のもっている新しい台本は、紙の裏に部長、副部長、会計責任者の 選挙要項が印刷してある。新しい台本の足りなかった分を刷ったら、紙が無くなったため、反古紙の裏を使っているのだ。ここは、それほど地球にきびしくない演劇部。

  昼食、桜井藍がパックの牛乳をストーブとやかんで温める。彼女は高い頻度 で牛乳を飲む。本儀はパックの外装の紙が溶けないのかといつも心配なのだが、煮立てるわけでもなく、案外と平気のようだ。
 何度かミスしたら抜ける、というルールで野田体操をすると、最後は必ず酷いことになる。なんとなれば野田体操の成立する 最少人数は、鬼、鬼に狙われた人、そのいずれでもなく名前を呼ばれ次に鬼になる人、の3人でありこの人数まで減った時点でできることは 極めて限られているのだ。成立しているのかどうかも怪しい
 ところでおそらく4月公演メンバーで最もこのゲームが弱いのは斉藤琴美であり、鬼がしばらく間をとってすら、次の人の名を呼べずに鬼になることもしばしばである。逆に 強いのは有園愛石原聖。たいてい最後の3人の中に残る。ほとんど毎回のようにやっているのだから、他の人も 精進精進

 午後、はじめから流して脚本を読み、大きく変わったところも数度動いてみる。もう場は天海慶二のものであり、 ドラクエだろうがキッチン行進曲だろうが。

 結局広告料関係の話は金曜日に持ち越し。
     3月公演の嶋口依里に頼まれごとのため本儀が稽古場に残っていると、MDデッキの件を担当した者がいらっしゃる。ケーブルが足りないことなど話す。しばらくすると 藤原雄介もやってきて、照明のゼラや色温度などについて、マニアックな話が展開される。
 明日は午後6時から部会送別会



3月5日(月)
 故障して幾多の問題を巻き起こしていた2台のMDデッキが修理から戻り、稽古場に設置されていた。これでミキサーの横には、 アンプCDデッキMDデッキ3台、という機材の塔が築かれたこととなり、不安定なこと甚だしい。ともあれ現在音響の主力であるMDが、 正・副・予備と三系統使えることになり、心強い。3月公演にも間に合って何よりである。しかしケーブル が足りておらず、現在は本儀の 私物でまかなっている。購入の必要あり。以前はどうしていたのか。

  鎌田が脚本の第二版を刷るため遅れるとのこと。ダンスから始めようとすると、直ったはずのMDデッキから音が鳴らない。5分ほどでミキサーとアンプの 電源が入っていなかったことに気付き、事なきを得るも中川秋志には「俺並みのことやってるよ」とののしられる 。これがののしりになるのが、彼の 人徳か。皮肉とはどういう意味か。辞書は、っと。

 今日は永井久美子竹内傳もきて、久々にフルメンバーがそろう。斉藤琴美から、先日忘れていたという ひよこサブレーのおみやげが。本儀のみやげがひよこまんじゅうだったので、なぜ東京と言えばひよこなのか中川の「ひよこ」本社福岡説をまじえ、しばし話題となる。

 朝から大雪だというのに、稽古場の灯油が尽きる。寒がり桜井や、普段からスキあらば ストーブのそばを狙う竹内などは特に大変である。もっともこの二人は火がついていないときも ストーブ のそばにいた。おそらく 感覚の記憶がそうさせるのであって、役者としてはこれは重要なことかもしれない。追撃 以外のフォローはあまりしない。
 それにしてもどれにしても桜井永井は、布団をかぶったまま野田体操をするのはやめた方が良い。なにしろ布団から 手がでていないので、鬼になると次の人につけるには体当たりをするしかなく、「見ている分にはユーモラス だが、やられる方はたまらない。」こういうことは良くあることで、頻度はきっと医学生物学 で、「個体差が大きい 」「まだよくは分かっていない」と言うのと同じくらい。

 待望の脚本第二版鎌田は書き上げて一部刷っている途中に寝てしまったそうで、道理でただ印刷だけにしては 遅刻の度合いが激しかった
 内容の変更は完全犯罪で、さらなるびっくり箱の集会を銀の三角だ。特に左利きのイザンなどはさらに 酔夢の度合いが半神で、もう霧笛である。
 文中伏せ字の部分には、萩尾望都の作品名を用いさせていただきましたが、とにかく請うご期待。ああ、ついに テーマを一言で 言い尽くしてしまった。

  チケットが刷り上がり。前売りが金400円也。141の4階プレイガイド 並びに東北大生協の他、演劇部の部室参加メンバーからもご購入いただけます。新入生の方無料で入場いただけます。
 チケットが数種類あり、名刺サイズ名刺のような紙質っていうかそれじゃ 名刺 ですね。ビラを置いていただきに行くところの割り当てをするが、パンフに掲載する広告 をいただきにも行く関係上、これは明日に持ち越し。

 ところで現時点でいまだ22日分の記述がない。これは本儀が怠けているわけでは決してない、と言い切りたい、がそうもいかない。どのみち 本儀の責任である。お詫びに予告編を書くと、この日は青葉山散歩に行ったらしく、それは 稽古場 ではない。もういいわけ



3月2日(金)
 斉藤琴美が久々に復帰。電話連絡の際に疲れ気味だったという話だったので、有園本儀より クッキーのプレゼント。驚かれる。「ステラおばさんのクッキー」はなかなか美味しい。同時にみんな向けにミスター・ドーナツ のドーナツ。どれも100円で大変安い。どうもなんだか 差し入れの多い公演のような気がする。天海が半分日帰りの帰省から戻り、 女峰苺のエンゼルパイなる栃木県の土産物を持参。この日欠席の 永井久美子はかわいそうである。

 本儀が撮っていた写真は、全て二重写しになっていて使えず。困ったものである。フィルムを新たにして撮る。だいたいにして練習時の照明は撮影には 若干暗いのだ。そしてまた助演出の有園は眠そう。このあたりには何か理由がありそうである。
 天にも昇る気持ちで発声をする。メニュー一つごとにもう1レベル上、もう10レベル上、と無体な要求が。

 にわかにテンションをあげて、午後の秘密練習有園が仕切る。秘密結社を作るとき、何を秘密にするかで悩むというのが、 さくらももこの漫画にあった。桜井藍が大変寒そうにしている。音響の操作をしていた本儀 も急に寒くなったりしたが、彼女は優しいので ストーブの前の席を譲ってくれる。あまつさえ毛布をわけてくれる。稽古場の毛布はかなり切実に 日光を欲している。干さないと。

 脚本の第二版、あがらず。石原がビラを他劇団の公演パンフにはさんでいただきに行く。



2月27日(火)

 稽古場の有園は大変眠そう。今日は外周を二周走る。中川秋志は相変わらず速い。ダンスを省いてストレッチ、筋トレ。もしもしガシャ〜ン柘植さんがいらして、肉練を一緒に。斉藤琴美は欠席。お家の事情がいろいろあるようで、ご苦労様。竹内 も今日から数日は欠席とのこと。

 鎌田は昨日は友人が本当に大変だったようで、ご苦労様。本儀の東京みやげ、ひよ子を渡される。鎌田はこれは普通ならば 可愛くて食べられないらしいのだが、本儀のデイパックの中で一晩過ごした結果、天海をして「もはやひよこではない」と言わしめるほどひしゃげており、問題なく食される。桜井への東京みやげ、 野田秀樹直筆サイン入り「2001人芝居」のポスターに続く第二弾。「Take Five」の作曲者、ポール・デズモンド自身の演奏の入った CDも鎌田の手に。本儀は不在中にNODA MAP「2001人芝居」KOKAMI@network「恋愛戯曲」を観てきた。前述のポスターはミーハー根性で購入したものの、頭を冷やしてみたら、きっと桜井の方が欲しがるだろう、と思っておみやげとさせていただいた。

 昼休みに鎌田がモーニング娘。のベスト盤を借りてくる。なんだかきいたような曲が稽古場に流れる。中川がこのCDのCD-EXTRA部分を見るために IBMのノートパソコンを運んできていたがこれは果たせず。しかし本儀の方が持ち主より扱いが上手いのはどういうわけだ。

 言葉なしで相手との関係性を保ち、観客をドキドキさせる濃密な場を作れるか。
 もうすぐ脚本の第二版があがる関係上、今日は脚本を使った稽古はなし。相手をしっかり意識して、集中して 場を作る 、という練習をずっとする。桜井はどうも積極的に場に参加できなかったりしていた。すぐうつむく癖を演出に指摘される。 天海 石原のシチュエーション・刑務所の面会室や、鎌田桜井のシチュエーション・お見合いなどは面白かった。この練習の時は助演出 有園がいろいろとダメを出す。

 3,4月公演合同のビラが刷り上がる。なんとフルカラーで、なかなかの仕上がり。チケットも発注へ。こうなるとそろそろ宣伝取りも動き出さなくては。
 木曜日はオフ。次は金曜日。



  2月26日(月)
 本儀が復帰。20,22,23日の記述は、助演出有園に依頼した。

 稽古開始の時点で稽古場にいたものが異様に少ない。演出の鎌田をはじめ、斉藤琴美永井久美子有園愛が不在。しかも唯一無断で不在だったのが演出である。どういうこと!?って鎌田はよく言う。

  とりあえず1が並ぶ11時11分まで待ち、ダンスでアップから。この間人は増えず。しかしダンスの途中には、 有園 が到着。バスがずいぶん遅れたらしく、大いに憤慨していた。肉練隊長制は崩壊 しつつあり、いた唯一の2年生 石原と、本儀が指揮を執る。この日なぜかテンションが高かったのが、この 石原聖中川秋志。中川がツートップだ、と言う。この日から本儀が写真を撮り始めており、微妙に煩そう。そのうち ここにもご披露の予定。邪魔はできないため、数は撮れそうにない。最小コスト最大利益

  ストレッチはこの公演ではほぼ定着し、「成井豊のワークショップ」という本にでている、演劇集団キャラメルボックス 流のものをやる。特にここのファンが多いというわけでは全くなく、「ナツヤスミ語辞典」のビデオを見ていいと思っているのが有園、「Truth」といくつかのビデオを見てまあまあと思っているのが 本儀ぐらい、鎌田などは成井豊嫌いだそうだ。を読んだ者が伝えたため、姿勢がしっかりできている者が少なく、 口やかましい本儀などは、ちょくちょく口出しをしている。

 顔面崩し、というのは顔の筋肉を縦横に動かし鍛え上げ、マッチョな顔になろうという訓練、ではない、をして、 発声外郎売りへと進む。今回の外郎売りは全員で一回。

 昼食休憩鎌田から連絡があり、今日はなしでいいので、帰ってもよいとのこと。何か急用 ができたとか。まったく、どういうこと!?このあたりは明日にでも追及の手が伸びるであろうが、限界 が既に見えている。鎌田もいろいろと問題を抱えているようで、気の毒なことである。休憩中、 石原本儀 メニュー を話し合い、石原ちらし寿司に決定、というのは冗談で、午後の練習メニューを決める。助演出はいるものの、脚本を使った稽古はやめにした。

 午後一番で太田ゆうが遊びに来る。3月公演「ロンバルドーニの痩せるパスタ」の脚本・演出さん。こちらもよろしく。
 軽くダンスの後、野田体操。例の変則鬼ごっこ。この遊び、否、練習は、人数と使う エリアの広さによって、疲労度が激変する。人間の数が多く、密度が高いほど神経は張りつめるし、まばらで広いエリアを使えば、走る距離が長くなりくたびれる。
 せっかくだから今まであまりやっていないことを、というわけで、「外郎売り」を、二人組になって句読点切りで交互に読み、 一人で言っているかのような間を作る、というのをやった。何度かメンバーチェンジをしつつ。一番できていたのは石原&天海組 か。途中で永井久美子登場。そもそも読むときにつかえる彼女は、まあやはり苦労している。
 この後、息のキャッチボール。誰かが吐き出したを、その形、勢いのまま相手が受け取り、出し方を変えて別な人に吹いて渡す。 相手のしていることをよく見て、同じものを自分も感じる、と同時にそれを表現できるように永井天海 が上手い、との太田評。
 3人一組に分かれ、フリーエチュード。10〜15分程度。永井、桜井、本儀組はダミー本儀という本儀のクローンの歌手がいたのだが今は活動を停止している、本儀はそれを知らない、というような話。
石原、有園、中川組はバベルの塔だかレインボータワーだかを造ろうと言った3人が実際に塔を作り、高度約3m付近にある天国の床をぶち抜いてそこへ行こうとする話。
天海、太田、竹内組は、栃木県の所有する原子力潜水艦の、元郵政省勤務の頼りない船長(竹内)、海底に捨てられていた犬(太田)、見習いコック長(天海)のやりとり。

 稽古後、というのはもう恒例になってしまった。稽古後日誌が適当か。太田行きつけの喫茶店に行く。が、既にお酒を飲む時間帯になっており、入れず。別な喫茶店へ行く。太田、 桜井、有園、石原、中川、天海、本儀が行き、全員帰国子女だったらどこの国が一番似合うかで盛り上がる。石原が中東、中川はどこも似合わず、本儀はカメルーン、桜井は古代日本など。


 
  2月23日(金)

…日記を有園がうけて三日目。

実はこれをここにあげてくれてるのはモトタク君なのですが、
「君の日記は労力を遣いすぎる」とクレームが来たので今日は短くします。(編注:22日分は都合により23日分よりアトにアップされています)
つたう君はちょっと遅刻。琴美先パイとモトタク君は欠席デス。肉練はいつものメニュー…の前にランニング。あいちゃん、2分のびてる!あと、秋志君がタイムが一番だったのもオドロキ。(しかも6分。初記録!!)…鎌田先パイ悔しがってたなー…。

 あ、集合離散もした。ランニングのストップモーションは難しいこと発覚。
 午後もふつ〜にすすめて。いつもはしないシーンもしてみたり。有園が代役入ってみたり。
 …なんか今日の練習ふつうだね。…っていうか、ハデなのはやっぱり稽古後。懇親会。…今日、初めて私も「3ケツ」を体験。(鎌田、聖、有園で。)…イタかった。

 今日の分はこんなもんで。最終日で軽すぎの内容だけど、モトタク君が疲れるものね。…モトタク君がいない1週間もおわり。来週からはきっとまた彼がテキパキ促してくれることでしょう。

ではでは。乱筆(?)乱文にて。失礼します。


  2月20日(火)
 今日は有園が日記を担当します。

 まずモトタク君と琴美先輩が欠席。…人数多いからさほど気にならないかなーと思ってたら、やっぱり女のコが欠けるのは寂しいね。稽古場に着いたらいつもより暗かったもの。
 肉練隊長は永井さんで。とりあえずいつものメニューで…あら、鎌田先パイの姿が見あたらないワ。かわり(?)に発声練習からはもしもしのつげサンが乱入(?)。スキップしながら「アメンボ」を言うというかわりダネも。フツーに疲れるでしょ、これは。
 発声のアトは野田体操。これもつげサン込みで。まァ、もちろん慣れていなかったみたいでしたケド。
 午前中の練習が終わった瞬間に鎌田先パイ登場。…もちろんすぐお昼休み。

 午後の最初(?)の練習(?)はおひるね(一応「リラックスして集中するコト」が目的らしいが…)。…そういえばコレはモトタク君のいないとき しかやらないんだよね。きっちり者(?)のモトタク君がいないとこのザマさ。
 その後は脚本をこなしました。何回もやってるトコなので、だいぶ安定してますね。「自然になってきてる」し。セリフのつけたしも細かいトコロで増えてるし。ホンももう外しててもほとんど大丈夫になってるし。
…しかも今日はプロンプが間違える始末。意味ないじゃん、プロンプ。(有園です。)間髪入れずに「ちがうだろ」と言った役者の皆様。(声もそろっていた。)まったく役者様々ですね。よいことです。
 …そんなことやってたらいつのまにやら4:20。終了。

 その後(稽古場日記の第2の目的ってココにある気がするような気もするが)毎回恒例の「お茶」に。行きがけの学内限定での聖先パイの原チャによる鎌田・聖・あいちゃんの3ケツは見物でしたね。
 今回のメンバーは聖・鎌田・天海・つげ・永井・あい・有園で。ちょっとフシギなメンバー。つげサンの行きつけの喫茶店へ。イイ雰囲気なのにこのメンバーうるさい。…しかも、初めて知ったのだが「ホットチョコレート」という飲みモノは、ホットミルクにチョコのかけらを溶かしたモノ?…コレは正しいの?
 ウダウダおしゃべりもしつつ、ここで有園は抜けることに。いや、バイトでね。

    後に聞いた話によると、そのアトみんなできりたんぽ食べたとか。…う゛〜ッ、私も食べたかったよぅ。



  2月16日(金)

  脚本演出役者・鎌田澄人と助演出・有園愛が遅刻。有園愛はドーナッツの差し入れを持参する。舞台監督・本儀拓が音楽をかけ、定刻通り、ダンスからの開始。桜井藍はダンスの時永井久美子の 背後から忍び寄り、永井の着ているパーカーのフードをかぶせようとする。永井はこれを比較的いやがる。同様のことをしばしば試みているようだが、成功率は低い。

  発声の通常セット、というと、北原白秋の「五十音」(水馬赤いなあいうえおというあれ)、「 あえいうえおあお 」の母音の並びを各行について出すもの、「あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ」(行の並びを1字ずつずらしている )を各行について、あたりを、それぞれ目的に応じた異なる手法で行っている。今日は 右手で三角、左手で四角を同時に描きながら(逆も可)の発声、リズムに合わせて飛び跳ねながらの発声も行った。前者は気が散り、後者はくたびれる、と言うと 身も蓋もないが、これは何が身でどんな蓋が望まれるのかがよく分からない。多分皿か何かはある。

  数日前まで人物の呼称に表記揺れが目立ったが、昨日から、フルネームないし名字で敬称略 、というキャンペーンを実施中。少しでも文体を気にしていたのが水の泡だからである。ついでに補足すると、役者以外の練習参加メンバーは、助演出・ 有園愛(いと)、大道具チーフ・竹内傳(つたう)、舞台監督・本儀拓の3人。肉練、発声なども、役者と同じだけやっている。

  昼食、には個人差が大きい。食べない、カロリーメイト、カップ麺、コンビニ弁当など。この日は前二つが桜井藍と本儀拓であった。昼食の時間を惜しんで 特訓を行った、正確には桜井が特訓しているのに本儀がちょっかいを出していた。鎌田はガストで朝御飯を食べ、そこでイタリア風パンをお代わりしていたようだ。そして昼食もしっかり食べていた。ガストの禁煙席は若干閉塞感があるが、これは陽光が入らないことと壁紙の模様によるところが大きいとか?彼はカロリー不足気味な印象を与えるので、しっかり食べるのはよいことだ。助演出と演出とが並ぶと「でこぼこコンビ」という古典的なフレーズが浮かぶ。どっちがどっちとは言わないが。

  外郎売りに時間をとりすぎ、脚本練習はたっぷりというわけにはいかなかった。演出からはちょっとずつ細かい 駄目出し もはいり、台詞の語尾などにもチェックが入る。中川秋志がなかなか一線を越えられないようで、駄目出しはこれにも考慮したものとなる。越えられなくなるくらいなら線なんて要らないような気がしないでもないが、きっとそうも行かない。

  稽古後、というフレーズが常套句になるのが恐ろしい。もしもしガシャ〜ンの柘植さんがいらっしゃって、ランニングなどなさっていた。公演メンバーは5人ほど毛布にくるまり ゴロゴロしていたが、毛布は5枚もない。土日はオフ

  本儀がどこかへ行くためここの更新は数日間停止します。停止と書かれると再開しない、という多くのWebコンテンツのいやな前例、もはや慣習は、ここに限っては通用しません。そして必ず何らかの手段で稽古場の様子はお伝えできるはず。 ふふふ。

  次の更新は2月26日。



2月15日(木)

  なぜかやたらに朝早く、中川秋志が稽古場に寝ていた。バイト明けとのこと。桜井藍もいたのだが、彼女は練習前に自主連をよくしており、ランニングをしたりしているので、これは珍しいことではない。もっとも彼女くらい 努力をする役者はおそらく貴重であり、珍しいと言える。本儀はなぜそんなに早く稽古場に行ったのか、これは明快にしてつまらない理由があり、荷物が多かったためである、ちっとも明快でない。本儀は大荷物になると時間がかかるだろうという予測をする癖がついている、というだけのこと。

  第一ホールにネズミ。知られている限りでは本日は二度目の目撃例。ちなみに初めては1月に行われた新世紀会の翌朝のことである。本日のネズミと同一個体かどうかを確認するすべはない。昔はゴキブリも棲まぬほどの劣悪な環境だったという話だが、それならば昔の方がよい。この上 ゴキブリがでたらそれはもう、確実に大変イヤである。

  桜井藍が参加者にチョコレートを配る。寒いのでチョコレートは大いによい。その上朝の時点で3台の暖房器具からはほとんど 燃料がきれており、午前中もつかどうか、という状態だった。これは石原聖に頼んですぐ燃料を買ってきてもらい、解決する。多謝。この日は斉藤琴美の ババロア (だったと思う)、有園愛のカップケーキなど、甘いモノの差し入れが多く、いいことというのは重なるものである。

  今日はストレッチに重点を置いた肉練。引き続き指揮は鎌田澄人が執る。肉練、発声後、2〜3人ずつで 外郎売り を合わせて読む。月曜日に熱を出して休んでいた斉藤琴美は流石に苦労していた様子。石原聖は相方と腕を組んで読んでいた、どうして。鎌田澄人の   小気味よい滑舌と自然な読みは流石。一番多くつかえながらも一番外郎の売れ行きが良さそうだったのは、 天海慶二&永井久美子ペア で、明るく一生懸命が何より。

 スローモーションを、珍しく。スローで歩くのと、追いかけっこを。追いかけっこは普通捕まらないでスローモーションを続けるのだが、捕まってからスローモーションを続けるペアが続出して実に笑えた。脚を掴んで引きずり倒す、殴る、蹴る、意味無くのしかかる、

  通し稽古。変則的な練習の都合でいくつかシーンをとばすものの、初通し、と言ってよい。半ば無理に脚本を外したので、台詞の繋がりが多少 滅裂になる場面も見られたが、流れが途切れて途中で切る、という憂き目にはあわなかった。大道具は作り込んでいないが、 小道具はあるものから極力準備する。消えもののこそ少ないが、予備はいずれにしろ必要なので、この分も含め調達する必要有り。

  稽古後に生じた誰かにとっての緊急事態のため、15日の稽古場日記は16日になってからアップすることになった。 稽古場日記よりは稽古後日記の方が面白くなりそう、とは演出の言。乗るタクシーの種類を選ぶことは重要なのだろうか。尾を引く幕切れは続き物の身上である。




2月12日(月)

  みんな元気に稽古場に姿を見せる、というわけにはゆかず、斉藤琴美は風邪をひいたらしい、欠席。まだ雪も降るし、朝の稽古場室温は摂氏1度、寒いのだ。 温泉に行こうという計画がある。人が来る物音がするたびに中川秋志が誰だか当てようとしていたが、ことごとく外れていた。最後に安全策を採って「誰か来た」と言ったあとに誰も来なかったとき、彼の非・予言者としての地位が固まった。

 今週の肉練隊長が決まっていなかったので、鎌田氏が指揮を執る。ダンスでアップ、というのは要するに曲をかけて各自好き勝手に体を動かすというもの、全身使えて体が温まる。ダンス系、ロック、テクノなど(どれがどんなものだかはよく知らない)が主にかかる。この公演に限りたまにタンゴなどで意表をつくのは、ダンス時の選曲を本儀がやっているため。今日は発声に重点を置いた肉練&発声となった。畳を敷いて上に灯油ストーブをのせ、その周囲で昼食をとっている姿は 過疎の村の青年団もかくや。

  外郎売り、を読む。まずは速く読めるようになることだ、と数人でテンポを合わせて読む。初めての永井久美子などは中盤部分は苦労していた。鎌田氏、聖さんの組では部分的にはじけた外郎売りが聴けた。演出の鎌田氏には自称現場主義のところがあり、どんどん 台詞が増えてゆく。役者のアドリブも次々採用される。今日もいくつも収穫あり。天海君は着々と良くなっている。永井さんもかたさがとれてきたようで何より。

  鎌田氏と有園愛がお汁粉を食べたいと言っていたのに便乗。稽古場を出て、鎌田氏、愛ちゃん、聖さん、秋志、天海君、本儀が一緒に甘味処へ行く。 「雪渡り」は雰囲気も味も良いが、若干あっさりしすぎの感もあり、つい2杯目を頼んでしまう、などと評論家風のことも書いてみる。「稽古場日記として扱える範囲」はどこに行ったのか。明日から二日間のオフ。



2月11日(日)

  正午の部会開始まで肉練。演出の鎌田澄人氏の意向により、日曜は片平キャンパスの周りを走る。タイムをとったところ、いつもは手を抜く 鎌田氏が本気を出し、堂々一着であった。タイムは縮めるためにあるので、彼は次から手を抜くわけには行かない。ご愁傷様、などと言ってはきっといけない。ちなみに2着は肉体派の大道具チーフ、 竹内傳(つたう)。

  部会後の昼食では、しるこドリンクを飲む者、甘酒を飲む者など様々。なんと鎌田氏と石原聖氏が両氏合作のキムチ鍋 を持参。灯油ストーブの上で温め、一同ありがたくいただく。いい加減に作ったらしいが、美味しかった。

 今日で全場面を動いてみたことになる。まだ脚本を手放せない者がほとんどだが、そんな中、天海慶二はさくっと脚本を外す。流石である。まだ演出からは細かい駄目出しはない、そんなにどうしろこうしろと言うつもりはないそうで、多くは役者に任されている。そろそろ長めに場面をつなげての練習もやっていこうとのこと。練習日の変更が決まり、週4日に。今週は今日の分を一日減らす。稽古後、灯油ストーブの高温を利用して、永井久美子と桜井藍の二人が2リットルペットボトルを収縮させる。750mlぐらいまで縮んだが、穴だらけになってしまう。もうちょっときれいに縮めれば何かと面白いのに。

 稽古場を出て、7人が一緒に夕食をとりに行く。ここで稽古場日記として扱える範囲が終了、取り立てて扱いたくない出来事があったので大変ラッキーだ。 誰がなのかが問題である。


2月9日(金)
 このHPの更新に備え稽古場日記が始まる。この稽古場日記は演出氏の「ああ、いんじゃない」の言葉の他には特に誰の許しも得ない、自転車操業であることを予めことわっておきます。 現在は舞台監督の本儀の手による。

 この公演の練習は2000年11月から始まっている。世紀越しで稽古をしているわけだが、だからと言ってどうということはない。ごくまともな稽古。稽古ははじめの一時間半ほどを肉練にあて、肉練隊長がこれを仕切っている。肉練隊長は週替わり制で、今週は中川秋志の番である。各自ダンスでアップのあと、全員でストレッチ、筋トレ、発声など隊長の組んだメニューをこなす。彼は一分間の逆立ちを取り入れた。
 稽古の後半で、台本を使って読み合わせ、立ち稽古等を行う。既にだいたいの場面は台本を持ちながら動いてみたことになるだろうか。もっとも、全員での練習終了後にしか練習をしていない場面があったりする。変則的な練習形態と言える、言ってもしょうがないが。連載も初回なので害のないまともな紹介などしてみる次第。

 稽古の行われている片平第一ホールは断熱性が極めて低く、冬は寒い。灯油ストーブ1台、ファンヒーター2台が稼働するも、焼け石に水である、といった熱い慣用句がそぐわないほど。それでもダンスをすると汗がにじみ、肉練の終わり頃にはTシャツで動き回る者も大勢いる。
 教訓:周りの寒さより自分の熱さが大事。

 この日は東北大学の補講の最終日に当たり、晴れて参加者全員が春休みとなるため、来週から練習日、時間ともに大幅変更となる。11日の日曜日は部会である。



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